アジアフォーカス・福岡国際映画祭 

過去のアジアフォーカス

1998年(第8回)

1998写真をクリックするとカタログをご覧頂けます
期 間1998年9月11日(金)〜20日(日)
会 場ソラリアシネマ1、エルガーラホール、都久志会館、あいれふ10階講堂
内 容15か国地域30作品
入場者数アジアフォーカス・福岡映画祭 ‘98 —15,519人
協力企画など —852人
合 計 16,371人
オープニング上映そこに光を(1996年トルコ)

21世紀を間近に控え、新人監督を中心に若手監督の意欲作が数多く登場するようになってきた。「そこに光を」(トルコ)、「運命からの逃走」(タイ)、「ザ・コンタクト」、「八月のクリスマス」(ともに韓国)といった作品は、いずれも新人のメガホンによるもの。後者2作品は、のちに韓国の新世代監督が日本でも注目を集めるきっかけのひとつとなった。また映画大国インドからは、ヒンディー語、ベンガル語、タミル語、マラヤーラム語など各映画界の5作品が出品され、「メロディ」、「ザ・デュオ」といった、スクリーンを魅力的に飾った音楽を収めたサントラCDは、上映会場で飛ぶように売れた。

この年のシンポジウムのテーマは「アジア映画の現状と将来」。経済危機に直面しているアジア各地の映画界からさまざまな問題が熱く訴えられ、映画人共通の悩みが再認識されることとなった。また、ベトナム映画界を代表するダン・ニャット・ミン監督は、九州芸術工科大学でセミナーの講師として教壇に立った。

前年より上映会場に加わったエルガーラホールにはビデオ上映の設備が常設されているため、以後、ビデオによる作品の上映も容易となっていく。この年はネパール、カンボジアからのビデオ作品が参加した。そのネパールの若手監督ツェリン・リタール・シェルパは、その才能を高く評価され、次回作「欲望の仮面」をNHKと共同製作することとなったほか、日本映画「原野の子ら」は、福岡映画祭参加をきっかけに、イラン、インドなどの映画祭に招待されるという嬉しい結果をもたらした。
なお、この年より公式ホームページを開設し、国内外へ福岡映画祭についての情報を発信することとなった。

福岡市総合図書館における映画祭上映作品の収蔵は、98年度末で100本を超えている。

PROGRAM FOR 1998

※日本語題の()内は、福岡映画祭での上映題
※作品名の後にの付いている作品は福岡市総合図書館所蔵

●上映作品
そこに光をレイス・チェリッキ監督1996/トルコ/Color/85min.
ぼくは一人前エブラヒム・フルゼシュ監督1998/イラン/Color/85min.
新生モジュタバ・ライー監督1998/イラン/Color/110min.
モノローグアドゥール・ゴーパーラクリシュナン監督1987/インド/Color/125min.
神の戯れジャヤラージ監督1997/インド/Color/121min.
クロスファイアーリトゥポルノ・ゴーシュ監督1997/インド/Color/145min.
メロディサイー・パランジペー監督1997/インド/Color/158min.
ザ・デュオマニラトナム監督1997/インド/Color/163min.
マザー・アローンスミトラ・ピーリス監督1997/スリランカ/Color/129min.
転校生ディプーモルシェドゥル・イスラム監督1996/バングラデシュ/Color/156min.
祈祷師ツェリン・リタール・シェルパ監督1997/ネパール/Color/38min.
平和の行進チェン・ダラブッド・コサル監督1997/カンボジア/Color/52min.
運命からの逃走オキサイド・パン監督1997/タイ/Color/105min.
ハノイ、1946年冬ダン・ニャット・ミン監督1996/ベトナム/Color/94min.
海に抱かれてマリルー・ディアス=アバヤ監督1998/フィリピン/Color/114min.
ゴビの聖者I・ニャムガワー監督1998/モンゴル/Color/106min.
榕樹の丘へ(安居)フー・ピンリウ(胡炳榴)監督1997/中国/Color/100min.
國道封閉ホー・ピン(何平)監督1997/台湾/Color/121min.
ザ・コンタクトチャン・ユンヒョン監督1997/韓国/Color/104min.
八月のクリスマスホ・ジノ(許秦豪)監督1998/韓国/Color/97min.
原野の子ら中山節夫監督1997/日本/Color/127min.
●協力企画:「ガンガー/俵万智イン・カルカッタ」上映会(主催/アジアの心実行委員会)
ガンガー/俵万智イン・カルカッタ鈴木健介監督1994/日本/カラー/86分
マザー・テレサとその世界千葉茂樹監督1979/日本/カラー/55分
生命それは愛/マザー・テレサ来日の記録千葉茂樹監督1993/日本/カラー/25分
●関連企画:アジアの新進監督特集(主催/福岡市総合図書館)
心の闇プラサンナ・ヴィターナゲー監督1995/スリランカ/Color/82min.
城壁プラサンナ・ヴィターナゲー監督1997/スリランカ/Color/85min.
満月の日の死プラサンナ・ヴィターナゲー監督1997/スリランカ/Color/75min.
女、妻、そして娼婦ウ=エイ・ビン・ハジサアリ監督1993/マレーシア/Color/118min.
放火犯ウ=エイ・ビン・ハジサアリ監督1994/マレーシア/Color/70min.
闘牛師ウ=エイ・ビン・ハジサアリ監督1997/マレーシア/Color/94min.

○シンポジウム「アジア映画の現状と将来」(9月14日/エルガーラホール)

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